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近況報告(2003年2月)

ゆうしゃのシャツ

■はるかに新しいシャツを買った。アイロンプリントで名前をつけて、渡した。
 はるかは右手に高々とシャツをかかげ、言った。
 「ゆうしゃのシャツを手にいれた。」
 しかもつづけて
 「120センチだ。」
 バカだねえ、こいつ。(2/28)

魔窟

■えー、まずはお詫びと訂正から。昨日「ナットウキアーゼ」と書きましたが、「ナットウキナーゼ」の間違いでした。お詫びして訂正申し上げます。

 iPod日記でも予告したとおり、アキバへ行く。天気もいいし、バスより安いし、自転車で行こうっと。返ってきたというかやってきたiPodは充電中のためおいていかざるをえないのがちょっとさびしいけどね。外へ出てもなんと花粉はノープロブレム。昨日の「ナットウキナーゼ6倍」が効いたのかしら
 アキバのソフマップで買い物をして、靖国通りを東へ走る。走りながら、まだお迎えには早いよなあ、と思い付いた。で、ついつい江戸通りを左折して、魔窟に足を踏み入れてしまった。
 何も買うつもりはないけど、せっかく自転車だし、象牙センターまで行こう。この店、いつきてもあやしい。どうしてつぶれないんだろうというしょぼい店構えは、まるでその辺の昔ながらのはんこ屋だ。なのに店内はビーズマダームであふれんばかりの熱気で、転んでいるマダムまでいた。安さに卒倒したのかもしれない。
 私は手芸談話室で噂のアーガイル・リング用に、アメジストとラピスを買う。だって安いんだもん。40cmが2本で840円。だから魔窟通いはやめられないのさ。(2/27)

ナットウキアーゼ

■所用で外へ出た。感じるものがあった。くしゃみが出るのだ。目がかゆいのだ。鼻がむずむずするのだ。これはもういわずとしれた花粉症ですな。
 そういえば、去年は毎日納豆食べていたら、平気だったんだっけ。みらいの納豆熱が冷めたので、私も食べなくなっていた。
 いかん、これは。早急に食べなければ。
 お迎えに行った帰りに、納豆を買いに行く。「一般の納豆よりナットウキアーゼ6倍」という商品を見つけて買ってきた。効きそうな気がしたのだ。でも帰って調べたら、ナットウキアーゼは脳こうそくに効く成分だったらしい。まあいいや。きょうから地道に1日1食納豆食べます。(2/26)

有能と無能

■昨日やり残した仕事(というか、昨日の箇条書きほとんど)をしなければならない。きょうの優先順位1番は
・先日Next SOHOでお目にかかった某社長に送る資料を作る
である。
 資料ったって「今まで書いた見本を送ってください」と言われたので、テキトーに記事をみつくろうだけだ。みつくろうだけなんだけど、どれにしようかなあと考えているうちに、ついつい読みふけってしまった。昔書いた原稿って新鮮でおもしろいなあ。書いた本人もすっかり忘れていることが多いもんだ。
 やっとこさ送る記事を選んだら、大きな封筒がないことに気が付いた。これじゃあ送れないじゃん。しょうがないなあ。出かけるか。
 赤札堂の100円ショップに探しに行ったが、適当なものがなかった。んー、じゃあついでに図書館で別件の調べ物をして門仲まで行くか。
 門仲の赤札堂にも適当な封筒はなかった。でも赤札堂に入っている手芸屋が閉店半額セールをやっている。スワロやチェコは半額でも浅草橋の方が安いけど、丸小もキットも半額はちょっとうれしい。ついつい1500円ほどビーズを買ってしまう。
 いかん、私は何をしにきたんだっけ? あ、封筒、封筒。じゃあ帰り道のコンビニでも行ってみようかしら。コピーもとらなきゃならないし。
 と、赤札堂を出たところで、「虎」の文字が目に入った。ここで見ちゃったらスタミナそばを食べないわけにはいかない。スタミナつけなきゃね。あー、きょうもからかった。
 虎の隣の隣くらいにある八百屋で餃子とシュウマイが100円だ。これも買わなくては。
 結局、封筒は、コンビニには適当なものがなくて、はるかの学校の近くのしょぼーい文房具屋でやっと発見できた。
 帰宅したら3時をまわっていた。いっしょに入れるお手紙を作ったら、4時。郵便局に行って返ってきたらお迎えの時間。
 はー、1日かけてやったことといえば、執筆見本を送ることだけかい。午前中は「いやー、この人おもしろい記事書くねー」と思っていたけれど、やっぱりこの人、無能かもしれない。(2/25)

優先順位

■なんだかいろいろとやることがたまっている。
・ライター講座の添削
・先日Next SOHOでお目にかかった某社長に送る資料を作る
・企画書を書く
・確定申告
・iPodを直す
・講座に申し込む
・母に送る荷物を荷造りする
 ではここで問題です。私がいちばん先にやったのはなんでしょう?
 そりゃあiPodの修理依頼に決まってるよ。続きはiPod日記へ。(2/24)

スペック6Gさまといっしょ

■スペック6Gさまがポケモンセンターに行くとおっしゃる。ポケモンセンター、しばらく行っていないなあ。はるか似のニャースとみらい似のヒトカゲの顔もひさびさに見たいなあ。私も行こうかな。ついでにデパートでちょっとおつかいものを仕入れたいし。
 というわけで、自転車で日本橋へ。高島屋の地下でお菓子を買って、スペック6Gさまに連絡をとってみる。スペック6Gさまはやはり高島屋にいるが、これから「むげんのチケット」を手に入れるため、お並びになるという。じゃあ、とポケモンセンターで待ち合わせる。ところが、ポケモンセンターはものすごい人で入場制限中。うーん、とにかく1回高島屋にもどって、会ってこよう。あー、いたいた。卓ちゃんと千晶ちゃんを連れて最後尾にお並びだ。「むげんのチケット」にはなんの興味も無いおんぶ星人・千晶ちゃんをお預かりして、うちの2児とともに、お茶でも飲んで、スペック6Gさまと卓ちゃんを待つ。みらいは久しぶりに千晶ちゃんに会えて、すごくうれしそう。注文している間に2人で手をつないで、さっさと席を取りに行ってしまう。そういえば、あのとうぶツアー以来だったかしら。
 ジュースを飲んで待っていると、スペック6Gさまと卓ちゃんが現れた。「むげんのチケット」は無事に入手できたらしい。よかったよかった。
 しかし、間抜けな私は昨日スペック6Gさまに頼まれた署名をもってくるのを忘れていた(ちなみに、渡そうと思っていたほかのものもすべて忘れた)。スペック6Gさまはフットワークの軽い方なので、これからうちまで取りにきてくださるという。いやー、恐縮でございます。
 というわけで、うちに再集合し、お茶を飲みながら、お話をさせていただいたのであった。おやつにシフォンケーキまでもってきてくださって、もう鎌ヶ谷には足を向けて寝られませんです。
 これに懲りずにまた遊んでやってくださいませ、親子ともども。>スペック6Gさま(2/23)

SOHO

Next SOHOに行く。報告は明日あたりホーナビに書く予定なので省略。
 報告は書かないけど感想はここに書いておこう。ウェンディ・A・スピンクス先生の話がすごくおもしろかったのだ。これを聞き逃したあなた、損をしましたぜ。
 次の「働き方、働き場所はどう変わるのか」は、ごめんなさい、寝てしまいました。寝てしまったんだけれども、全部寝ていたわけではない。はっとしたのが「SOHO」=「Small Office Home Office」という言葉が要するに必要な機器を売るOA業者が作ったものであるということ。ああ、これで納得がいった。私は以前からSOHOという言葉にものすごく違和感をもっていた。少人数であれ、複数でオフィスを共有して仕事をするSOと、1人で家で仕事をする「HO」は全然違うと思っているからだ。だけれども、コンピューターやらファクシミリやらコピー機やらを売る立場から見れば、どちらもお客さま、というわけだ。のど元にひっかかっていた小骨がとれたような気持ちだね。
 語源に納得したのはよいけれど、私たち1人1人の自宅で仕事をするワーカーが自分達のことを呼ぶのに「SOHO」というOA業者が押し付けた言葉をそのまま使うのはいかがなものか。私は物書きだから言葉にこだわりすぎるのかもしれないけれど、サイズが合わない制服を押し付けられているように感じるのだ。
 私はやっぱり自分のことを「フリーランス」あるいは「自由業」と呼ぶだろう。こっちのほうがよっぽどしっくりくる。(2/22)

気になるニュース

■以下、私のメモ。
  • マイクロソフト、Virtual PCを買収
    VPCにはお世話になった。エミュレーターとしては、非常によくできていて、これを使えばMacで動かないWindows用アプリはないといってもよいくらいだ。たださー、重いんだよね。遅くていらいらするので、結局私はWindows買った。MSといえば、重くて遅くて誰が使うのかわからんような高機能をつけたがるんだよね。開発を継続すると表明しているのはいいんだけれど、これ以上重くて遅い仕様にしないでね。
  • アップル、銀座に直営店
    自転車でアップル直営店に行けるわ。うれしいなあ。
  • アスキー「MAC POWER」1/18売の完売御礼を発表
    これもやっぱりうれしいニュース。特集がOS 9だったことを考えると、ちょっと複雑な気持ちにはなるけどね。
 ニュースといえば、安部公房の『箱男』だったかしら、「ニュース嫌いに悪いやつはいない」というような一文があったっけ。ニュース好き/嫌いというより、ニュースごときに一喜一憂しているようではまだまだ人間ができていないのかもしれないとは思う。(2/20)

現実主義の陥穽

■昨日のタイトルは、『現代政治の思想と行動』(丸山眞男、未来社)所収「現実主義の陥穽」をもじったものである。
 私は本棚のいちばん手にとりやすいところにこの本をおいている。いわば座右の書だ。といってもそんなにちょくちょく読むわけではない。ひさびさに取り出して蛍光ペン片手に読みふけってしまった。
 丸山は「現実」の特徴として、以下の3点を挙げる。
・現実というものは与えられたものであると同時に日々作られていくものだが、前者だけが強調される。すなわち日本においては、「現実」=「既成事実」である。
・現実というものは本来錯綜・矛盾したものだが、数多くある現実の局面から一面だけが強調され、ほかの側面は捨象される。
・その時々の支配者が選択する方向が「現実的」とされ、反対派は「観念的」「非現実的」というレッテルを貼られがちである。
 冷戦時代の1952年に書かれた論文なのに、半世紀たった今でもそのまま通用する考察である。私は丸山眞男を読むたび、その慧眼に圧倒される。それと同時に、半世紀たっても本質において変わっていない日本人の精神構造や政治過程に絶望してしまうのであるが。
 丸山眞男を読んだことがないあなた、丸山眞男入門には『日本の思想』が最適です。 (2/20)

相対主義の陥穽

■ここのところ、優柔不断病にかかっているような気がする。ウクレレも決められない、ソフトも決められない、講座も選べない、本も選べない、夕食のメニューさえなかなか決められない……。
 なんでこんなに決められないかね。性格の問題もあると思うのだけれど、それだけじゃないような気もするんだよね。
 ひとつにはモノの氾濫。選択肢がひとつしかなければ、誰も迷うことはない。だけど、選択肢がひとつしかないって、あんまり幸せなことじゃないかもしれない。
 ふたつめが情報の氾濫。選択肢のなかからひとつを選ぶために、情報を集めようとする。とくにインターネットが普及してから、情報が多すぎて、どの情報を信頼してよいのかわからない。情報を選ぶのにも時間がかかってしょうがない。かといって情報がひとつしかないと、情報操作を受けやすいわけで、それはそれで困るのだが。
 ここまで考えると、自分が相対主義のなかにどっぷりとつかっているのがわかる。なんでも比べないと気が済まない。AはBよりはいいかもしれないけれど、Cと比べないことには結論が出せない。もうちょっと調べてからにしよう、ってな具合だ。すべてまじめに考えてやっていれば、それだけで疲れてしまう。
 迷える子羊を導いてくれるのはやっぱり神か? 神は絶対だもんなあ。宗教に走ってしまう人の気持ちもちょっとわかる。(2/20)

脳細胞死滅の証拠

■姉が東京出張でうちに泊まるという。
 門前仲町でおちあって、虎門前仲町店で夕食を食べる。
 帰ってから、ハス茶を飲みながら話をする。姉と私は3つ違い。小・中・高と同じ学校だ。先生の話でちょっと盛り上がった。
 「中1のときの担任は田中先生だった」、「私は2年B組と3年B組のとき」とか、「高3のときの英語はチェシャキャットだった」、「そうそう、グラマーは私もチェシャキャットだった」とか、ね。
 だけど、私ときたら、中学・高校のときの担任さえ一部しか思い出せないのだ。姉は担任どころか副担任の名前まで覚えているのに。私、中学2年のときと高校2年のとき、誰に担任してもらいましたっけねえ。
 通常なら3つ上の姉の方が先に忘れていてもよさそうなものなのに、私のほうが覚えていないとは、情けない記憶力だ。ついでに高校のときの修学旅行についても、なーんも思い出せません。(2/19)

神保町

■仕事の資料を探しに神保町に行く。資料も探したけど、ついでにTOEICとウクレレの本も見たので、すっかり時間をとられてしまった。
 しかし神保町というのは、いつ行っても圧倒される街だ。いったいこの街に何万冊の本があるのだろう。何万冊の本のなかで、私が一生かかって出会えるのはせいぜい1000冊か2000冊といったところかもしれない。
 本の洪水を目の前にして、「こんなにあったら、何を読んだらいいかわからない」という人が出てくるのは無理もないことだ。実際、私もウクレレの本十数冊を前にして、どの本を買うべきかわからなかった。
 ウクレレの話はおいておこう。
 何を読めばいいのかわからないあなたに、一介の読書家として、おすすめするのは、『読書力』(齋藤 孝 著、岩波新書 )。「本を読んでその恩恵を受けてきた人間が『本なんか読まなくてもいい』というのは無責任だ」といったような一文があって、はっとした。私は本を作る仕事をしているにもかかわらず、他人に本のすばらしさを訴えることってあまりなかったような気がする。これもライフワークの一つにいれなければ。三色ボールペンで線を引くとか、読書会を開くとか、そんな方法を実際にやってみるかどうかは好み次第だけどね。(2/18)

雑務

■ヤフオクとアマゾンで売れたものを荷造りしたり、それらを持って郵便局に行ったり、保育園の更新書類を書いたり、写真をとりこんだり、メールを書いたり、と雑務をしているうちに、お迎えの時間がきてしまった。原稿は1字も書いていない。あー、私って、ほんと無能ちゃん。
 フリーで仕事をするということは、得意なことだけをしていればいいというのは大いなる勘違いだ。むしろ、会社勤めであれば「バイト君、これ、発送しておいてね」、「請求書、経理にまわしますんでよろしく〜」で済んだことを、1人でこなさなければならないのだ。
 そういうことを考えると、私、この仕事形態に向いていないのかも、と思う。でも新入社員のころは「会社勤めが向かないことは間違いない」と上司に言われたんだった。
 じゃ、いったい何が向いているんだろう。遊び人? それは商売じゃないよなあ。(2/17)

トランポリン

■エクステンションセンターからパンフレットが届く。
 まずは英語だろうと思うのだが、「入門」「基礎」「初級」「中級」、さらには「ライティング」「リスニング」「リーディング」「スピーキング」などなどいろいろある。「TOEIC400点」とか目安が書いてあるんだけど、受けたことないし。まずはTOEICから受けなくてはならないのかしらん。
 ところで、早稲田校でやる、「トランポリン」が気になる。何を教えてくれるんだろう。と思って調べてみたら、ちゃんと競技があるんだねえ。これをやる人はやはり自宅にマイトランポリンを設置して、日夜ぽんぽん跳んでいるんだろうか? それじゃ、家族が迷惑しそうだな。(2/16)

カバン持ちvsカンバン持ち

■美人受付嬢の仕事をするため、蒲田に行く。
 といっても、私はぼーっと突っ立っていただけだ(mooさまに何度も「座ってれば?」と椅子を勧められてその都度座ったのだが、落ち着きがないので座っていられない)。
 途中、あるいは昼食の坦々麺を食べながら、mooさまにいろいろと相談事をしたり、おもしろい話を聞かせてもらったりする。いや、この方、ほんとうにすごい人だ。在宅ワークが甘いか苦いかはともかく、こういう方の知己を得たというだけでも、在宅ワーカーになってよかったと思う。このご恩を返す方法はないかもしれない。
 話の途中、mooさまは何度も「私は古いタイプなのよ、きっと」とおっしゃった。しかし、私は古いもののなかにしか新しいものはないことを知っている。
 イベントのかたづけをして、「では私はカバン持ちをさせていただきます」と言ったら、横にいたバナナさまが「じゃ、私はカンバン持ちね」と、「大田区女性起業家ネットワーク」と書かれたカンバンを手にされた。この方、おもしろすぎ。さらにバナナさまは、そのあと入った喫茶店で持参のバナナを召し上がった。ふつう店でバナナは食べないだろうと思いつつも、この方ならやっぱり、というべきか。
 女性起業家とひとくちにいっても、いろんな方がいらっしゃるものだ。(2/15)

バレンタインデー

■ひさびさのビーズオフ。報告は手芸/手作り談話室に。
 解散してから、お茶を飲んだ喫茶店の店頭で売っていたチョコを買う。うちには男の子は1人だから1個でいいかと思ったけど、女の子もひがみそうなので2個買った。
 帰ってはるかに「誰かにチョコもらった?」と聞いてみた。
 「うん、1個だけ。」
 ええええーっ。こいつ、もてるのか?
 「誰に?」
 「学童の人に」
 「学童の誰?」
 「学童の先生」
 なんだ、やっぱりもてるわけではないようだ。
 一方、たなからぼたもちでチョコを手にした娘は、1個食べたあとで、
 「これ、だいちくんにあげる」
 だいちくんが好きだったのか……。でもだいちくんは、1個食べちゃったあとのチョコなんていやだと思うよ、きっと。(2/14)

在宅ワークは甘くない

■在宅ワークは甘いか、甘くないかという論議があるようだ。あみさまの周りだけかもしれないけど。
 甘いか甘くないかなんてわからない。それまでその人が何をやって生きてきて、何がしたくて、どれくらいスキルがあって、どれくらいの時間を仕事に費やしたくて、どれくらい収入を求めているか、といった条件による。「在宅ワークでは徹夜も覚悟しなければいけない」ったって、会社員時代いつも定時で帰っていた人からすればびっくりして「厳しい世界だ」と思うかもしれないけど、徹夜泊まり込み当たり前だった人から見れば、「そりゃあそうですよねえ」ってなもんだ。
 ただ、雇う側に「在宅ワークは甘い」と思われるのはたまらない。ただでさえ、不安定で保障がない身分だ。そのうえ「甘い」と思われたのでは、さらに値切られたり、無茶苦茶なしめきりを押し付けられたりすることになりかねない。
 だから私は、戦略上の理由から「在宅ワークは甘くない」と答える。まあ私1人が甘いか甘くないか決めつけたところで、なにも変わらないのは百も承知だけどね。(2/13)

器用貧乏

■日本語に関する本を読みあさっている。もちろん勉強のためだ。いや、おもしろい。私は言語学を学ぶべきだったのかもしれない。17のころ気づけばよかった。
 日本語を勉強しているうちにほかの言語も勉強したくなっている。
 ウクレレもやりたいし、語学も学びたいし、かといって手芸もやめたくない。あー、人生はなにもかもやるには短すぎるよ。結局はどれも中途半端で終わることは目に見えていて、でもそれはそれでいいと思っている。飯の種にするわけじゃないし。
 というわけで、ウクレレのほかに真剣に考えているのが、早稲田大学エクステンションセンター。語学もいいけど「はじめて読む古文書」とかおもしろそうだなあ。器用貧乏人生まっしぐら。(2/12)

アキバ

■はるかとアキバに行く。青色申告ソフトを買うためだ。まだ確定申告がはじまってもいないのに、そんなものを買おうとは、我ながらすばらしいやる気だ。
 なぜこんなにやる気かというと、ライター講座でネタにしようと思っているからだ。ネタのためなら、お金も気力も惜しくない。
 ソフマップに行ったら、OS X用の青色申告ソフトは2種類あった。で、売り場のお姉さんに違いを聞いてみたが、答えられなかった。店員なら商品に対してそれくらいの知識はもっていて欲しいよ。と言いたいところだが、Mac系物書きを自称する私も知らないんだから、しょうがないか。
 2種類のソフトとは「おたすけ!青色申告」と「青色申告の達人2003」。どっちがいいのかさっぱりわからない。
 2本を手にとって、パッケージの裏を読んで迷っていたら、はるかが「こっちの方が安いから、こっちにすれば」と言う。ああ、いい息子をもった。1人なら決められないところだったよ。ありがとう、はるか。(2/11)

優柔不断なあなたは

■ウクレレについて調べていて、わからないことの第一が「何を買えばいいのか?」である。つれにねだるにしても「これが欲しい」とはっきり伝えないと、「ウクレレキット」にされてしまうかもしれない。ウクレレキットを作るのも楽しそうだけど、作るだけで精魂使い果たして、演奏するところまで精神がもたないよ、きっと。あるいはもともと手作り派なんだから弾くより作る方が楽しくなって、当初の目的である家族の演奏会にはのこぎりで参加することになるかも。やはり演奏を目的とするからには、最初からできているのがいいよ。
 じゃあ、何を買えば(ねだれば)よいのかしらん。ウクレレ入門のサイトで調べてみよう。
 いわく
 「音とかたちが気にいったものを買え」。
 「1万円くらいのがいいでしょう」。
 ふーん。だけど、音って私が聞いてわかるほど、はっきり違うの? 1万円くらいのものったって、いっぱいあるんだけど、どれでもいいわけ? 読めば読むほど禅問答のようにわからなくなる。
 さらにあちこちのページをめぐっていたところ、すばらしいページを見つけた。
 「優柔不断で自分で決められないあなたは、、、FAMOUS FS1 を買いなさい! 15000円です。 またこのシリーズならば 多分間違いはないです。」  おお、すばらしい。私はこういうお告げを待っていたのだ。
 考えてみれば、きっとパソコンを始めたい人も そういうご託宣を待っているのではないか。パソコン屋さんに行けば、山のような種類のパソコンがあって、値段もさまざまだ。そもそもパソコンでインターネット以外に何ができるかもよくわからない。そんな人に「予算にあわせて」といったところで、いくらの予算を立てればいいものやらわからないものなのだろう。
 そんな優柔不断なあなたへ。
 「iBookを買いなさい。DVDプレーヤーをもっていないなら、コンボドライブモデル、もっているならCDドライブモデル。メモリ(520MB)とAirMacカード、ベースステーション標準をつけて。」
 なぜWindowsではなくMacをすすめるかとか、MacのなかでもiBookかとか、説明は省略。(2/10)

楽器

■みらいが福井からおもちゃのピアノをもってきた。和音も出ない、ごくごく単純なやつだ。
 午後、つれがギターを弾いていた横で、みらいがおもちゃのピアノを弾き出した。自動演奏にしたら、つれが「自分で弾け」と怒り出した。自分で弾けったって、ドレミのドも知らないみらいには無理だ。
 そこで、「ドレミ、ドレミ、ソミレドレミレ、ドレミ、ドレミ、ソミレドレミド」と、チューリップを教えてやった。みらいは自分の力でメロディーが弾けるということがわかって、ピアノを練習しはじめた。
 そしたらつれが私に言う。「あなたも楽器を弾いて、家族で演奏会をしよう。」
 いや、私、楽器はダメなんだよねー。手が小さい上に、小指がS字型に湾曲しているから、鍵盤楽器は無理(ちなみにキーボードも小指はいっさい使わないで打っている)。では弦楽器はどうか、とつれのギターに挑戦してみるが、手が小さくて弦を押さえられない。そういえばリコーダーも小指が小さくて穴を押さえられなくてできなかった。そもそも笛類は吹きながら歌えないからいやだ。うーん、じゃあカスタネットかトライアングルでもやろうかなあ。地味すぎるなあ。
 つれと話しているうちに、ウクレレはどうか、というアイディアが出た。調べてみたら、ウクレレは軽いし、小さいし、かわいいし、で、なんだか挑戦してみたくなった。ポールみたいに「Something」をやるのはむずかしそうだけど、「やんなっちゃった節」ならコードは3つでいいらしい。なんか猛然とやる気になってしまうではないか。
 次の問題は、ウクレレの購入である。これはなんと、ケチで有名なつれが誕生日に買ってくれるという。本当かどうかしらないけど、楽しみにしていよう。
 この分だと、近いうちにウクレレ片手に「やんなっちゃった節」を歌う私が見られますわよ。乞御期待。(2/9)

DV

■DV(ドメスティック・バイオレンス)について調べはじめている。
 DVについては、A書店時代に関連の本を作ろうとしたことがあって、それなりに予備知識はもっているつもりだ。
 それでもわからないことは多い。
 とくにわからないのが、どこからがDVかという境界線である。殴られる、階段から突き落とされるといった外傷を追うものなら間違いなくクロだ。警察を呼んだほうがいい。だけれど精神的/経済的暴力については、どう判断してどう対処すればいいんだろう。
 もちょっと勉強してみようっと。(2/8)

小さな幸せ

■保育園の帰り、カトレアでカレーパンを買った。久しぶりだ。いやー、これが食べられて幸せだなあ。子どもたちがインフルエンザの間はどこにも行けなかったもんなあ。
 たかが130円のカレーパン1個で幸せを噛みしめられる私は芯から庶民だ。(2/7)

そろそろ

■年が明けてこのかた、インフルエンザやら不幸やらが続いて、「もー、今年はどーなっちゃうんでしょう」と思っていたのだが、ちょっと落ち着いてきたような気がする。ばたばたしたなかたまっていた仕事の山もちょっと小さくなってきた。
 次なる関門は確定申告だな。いちばん大口のA社から支払い調書がまだきていないんだけれど、あとはそろったような気がする。
 去年までは税理士さんにお願いしていたんだけれど、今年は自分でやってみようかと思っている。まずはソフトを買わなければ。でもOS Xの青色申告ソフトって何があるんだっけ?
 探していたら「青色申告の達人」というソフトが見つかったけど、これでいいのかしら。これしか見つからないんだけど。1本しかなければこれを買うしかないだろうけど、ほかにもあるなら比較検討したいものだ。ご存じの方、情報をお待ちしております。(2/6)

サクラ

Next SOHOの集客がいまひとつらしい。本日はスペック6Gさまがご出演なのに、お客がいないとやりがいがないことでしょう。と思い、新宿まで出かける。
 オゾンまでは無料シャトルバスがあるんだよねー。歩くと疲れるから、バスで行こうっと。と思ったけど、バス停はどこだっけ? たしか西口だと思ったけど、なんかあちこちで工事をしていて様相がちがう。またしても見事に迷子になってしまった。
 オゾンのなかでもまた迷子になり、結局大幅に遅刻。でもきょうは出演者じゃないから、勘弁してくださいー。
 会場には、mooさまとまりんさんがいらしていた。終了後、スペック6Gさまと4人でお茶とケーキ。いやー、いろいろとおもしろかった。話の中身はナイショよ、ナイショ。(2/5)

とんぼ返り

■昨日は通夜、きょうは告別式。
 明治41年生まれの祖母が亡くなっても別に驚くことは何もない。だけど、葬儀ってなんか気が滅入る。祖母について思い出すことがないわけではないが、家庭事情を説明するのが面倒なのでここには書かない。
 火葬場までつきあって、うどん屋でカツ丼(もちろんソース)とたぬきうどんを食べ、帰途につく。今回ははるかを東京においてきたから、急がなくては(昨日はつれに早く帰ってもらった)。
 家に帰り着いたのは6時すぎ。はー、なんか精神的に疲れたわ。(2/4)

プロ

■10時40分に家を出る。これで余裕でお弁当買って新幹線に乗れるはず。
 清洲橋通りでタクシーを捕まえる。「八重洲口までお願いします」。
 ところが。
 「私、新人でございますので、お客さま、道案内をお願いします」だと。
 ぷちん。あんたさー、金とって客乗せる以上はプロでしょう。それが「道案内しろ」だと。「新人だから」っていいわけが許されるのかい。だいたい、道がわからないからタクシーに乗る人も多いと思うんだけど。道がわからないんなら、カーナビつけろよ。この時点での怒り60%。
 だいたい私は天下の方向音痴だ。自転車でなら迷わず八重洲口まで行けるが、一方通行や右折禁止なんて知るわけない。私が教える自転車ルートはあちこちで一通や右折禁止、渋滞と罠がある。こうなるとますます新人運転手に腹が立つ。あんたが道をしらないからだよ、カーナビつけろよ。怒り80%。
 きわめつけは東京駅そば。「東京駅のどこにつけましょうか?」だと。私はあんたに新幹線に乗りたいと言ったはずだ。新幹線に乗る人がどこで降りたいかくらいわからないんかい。自分で考えろよ。怒り100%。
 結局東京駅に着いたのは11時20分。しかも本来なら1000円以内で着くはずなのに、1800円もとられた。あんたのせいで遅くなったのに、料金まで倍近くなるってどういうことよ。不条理にもほどがある。私なら自分のせいで本の発刊が遅れたらギャラ半額に値引きするよ。それがプロってもんじゃないの?
 きょう私が怒りのあまり脳溢血を起こさなかったのは奇跡だね。(2/3)

あとは野となれ山となれ

■ただいま午前10時。朝から、著者校正して送りつけて(すまん、データアップするから図版は撮ってくれ)、遅れている添削して、しめきり延期のお願いメールして……。保育園に電話したら何度も話し中だし。えーと、あと何をしなければいけないんだっけ?
 まだなんの準備もしていないけど、とにかく11時半の新幹線に乗るよ。行ってきます。あとは野となれ山となれ。(2/3)

アキバ

■バスでアキバへ行く。「都バス運行情報」はなかなか便利だ。早く着き過ぎて寒空の下待たなくてもいいもん。
 はるかは「メキスウ速算選手権」に出た。テンキーの使い方がわからず(コントローラーみたいに両手で持っていた)、ヒステリーを起こし、挫折。こんなんで優賞する卓ちゃんはほんとうにすごいと改めて認識した。
 夜になって、ようやく葬儀の日程がわかった。明日通夜であさって告別式。ちゃちゃっと行って、ちゃちゃっと帰ってきます。(2/2)

訃報

■ほへー、なんてこった。もう2月じゃないか。1月はろくなことがなかったから、今月はいいことあるといいな。
 と思っていたのところへ姉から電話があった。祖母が亡くなったという。
 ふへー。今忙しいんですけど。忙しいったって、帰らないわけにはいくまい。
 葬儀の日程が未定なので、まだいつからいつまで帰省するかは未定です。それによって予定もかわってきますので、帰省の日程がきまり次第、関係各位にご連絡申し上げます。(2/1)
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